見守りシステムの導入に活用できる「補助金」と「助成金」
介護の制度・補助金

労働人口の減少に伴いどの業界においても、ITの導入による生産性向上・職場環境の改善が喫緊の課題となっています。介護・医療領域では、厚生労働省や民間団体が生産性向上・職場環境の改善を後押しするために、様々な補助金・助成金を用意しています。その中でも、特に補助額が大きい補助金・助成金をピックアップしています。対象施設や、補助要件が異なるため、事業所にあった補助金を選択ください。
介護テクノロジー導入支援事業
介護施設向けとして、もっとも活用される補助金です。各都道府県庁にて募集が行われます。自治体により実施内容・実施時期が異なります。また、採択率についても、自治体による差が大きく30~100%程度となっています。
対象施設
介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、認知症対応型共同生活介護、特定施設入居者介護、養護老人ホーム
補助額・補助率
介護ロボット 補助上限額 30万円/台 補助率 1/2 または 3/4 ~ 4/5
パッケージ型導入 補助上限額 400~1,000万円 補助率 1/2 または 3/4 ~ 4/5
※ 補助率は、要件または自治体により異なる
詳細については専用ページを参照ください。
障害福祉分野の介護テクノロジー導入支援事業
障害者施設向けの補助金です。年々、補助条件が良くなっていることにより、使い勝手のよい補助金となっています。窓口が都道府県、政令指定都市、中核市となっており、自治体によっては事業を実施しないケースもあります。ほとんどの自治体が募集を公示しないため、注意が必要です。
対象施設
障害者支援施設、共同生活援助、居宅介護、重度訪問介護、短期入所、重度障害者等包
括支援、障害児入所施設
補助率
補助率: 3/4
詳細については専用ページを参照ください。
医療施設等経営強化緊急支援事業(1.生産性向上・職場環境整備等支援事業)
厚生労働省令和6年度補正予算にて事業化された補助金です。厚生労働省によると、本事業は令和7年度予算に繰越を行う予定であり、令和7年度の事業として実施される見込みです。医療施設等経営強化緊急支援事業には、6つの施策が存在しますが、1.生産性向上・職場環境等支援事業が、見守りシステムの導入に活用できる補助金となります。
対象施設
病院、有床診療所(医科・歯科)、無床診療所(医科・歯科)及び訪問看護ステーション
補助額
(病院・有床診療所(※))許可病床数×4万円
( 無床診療所 )1 施設×1 8 万円
( 訪問看護ステーション )1 施設×1 8 万円
※許可病床数が4床以下の有床診療所は1施設×18 万円を支給する。
詳細については専用ページを参照ください。
民間団体による補助金
中央競馬馬主社会福祉財団 令和7年度施設整備等助成事業
中央競馬馬主社会福祉財団が実施する補助金です。令和7年度分の募集は、既に開始されています。
対象施設
社会福祉法人、社会福祉事業を行っている公益財団法人、公益社団法人等、社会福祉事業を行っている特定非営利活(NPO)法人(所在地の社会福祉協議会の推薦が必要)
補助率
総事業費の4分の3以内
詳細
公益財団法人JKA 競輪とオートレースの補助事業
機械振興補助事業
振興事業補助
機械技術を活用した福祉機器の振興
公益財団法人JKAが実施する補助金です。令和7年度分の募集は終了しています。令和8年度分の募集は、令和7年7月ごろに募集が開始される見込みです。
対象施設
財団法人、社団法人、社会福祉法人、NPO法人、技術研究組合、日本赤十字社法等に基づく認可法人
補助額・補助率
補助額 750万円
補助率 3/4