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介護のお仕事お役立ちコラム

教室が「未来の介護現場」に!神戸女子大学で最新鋭の見守りシステムを学ぶ特別授業を開催

キャンパス通信

こんにちは、ネオスケアライターです。
12月5日(金)、神戸女子大学 健康福祉学部 社会福祉学科にて、ICTを活用した生活支援技術の特別授業を開催しました。

今年で4回目を迎えるこの授業。
目的は、教科書だけでは学べない「最先端の介護テクノロジー」を実際に体験し、これからの福祉現場で求められる「人とデジタルの連携」を学ぶことにあります。

すでに介護実習を経験し、「IT介護士」の入門基礎講座も修了している2回生の皆さんが、プロ仕様の機器を使って本気で学んだ3時間の様子をレポートします。

授業の前半は、介護・医療データ連携プラットフォーム「ケアデータコネクト」の紹介からスタート。 様々な介護テクノロジー機器から集められた、ご利用者の情報ががパソコン画面で一括管理される仕組みを学びました。

最近の実習先でも、タブレット端末やセンサーを見かけることは増えています。しかし、それらが裏側でどうつながり、どう職員を助けているのかを体系的に学ぶ機会はそう多くありません。 「データがつながることで、ケアの質が変わる」という全体像を、まずはしっかりとインプットしました。

そして授業の後半は、いよいよ見守りシステム「ネオスケア」の実機体験です。

ネオスケアは、赤外線距離センサーで利用者の動きを検知し、危険を予測するシステム。多くの介護施設で実際に導入されている「プロの道具」です。 学生の皆さんは、普段はなかなか触れることのできないこの最新機器を使い、以下の検証を行いました。

リアルタイム検知の体験:
ベッド上の動きが、どうシルエット画像として映るのか。

事故原因の分析:
録画機能を使って、なぜ転倒したのかを考察する。

この授業で一番の盛り上がりを見せたのが、「センサーの検知ロジック(仕組み)を理解するための実験」です。

ネオスケアは非常に高精度ですが、魔法の機械ではありません。「どこを見て人を認識しているのか?」を知るために、学生たちにはあるミッションが与えられました。

「センサーの仕様を理解し、通知を鳴らさずにベッドから脱出せよ」

 学生たちはグループごとに仮説を立て、検証を開始しました。

「布団を被ってゆっくり動けば、物体として認識されるのでは?」
「ベッドと同じ高さでスライド移動すればバレない?」

多くの学生が「バレた!」「精度が高すぎる!」と苦戦する中、なんとセンサーの特性を完全に見抜き、通知を鳴らさずに脱出に成功した学生もいました!

これは単なる遊びではありません。 「機械がどのようなロジックで動いているか」を深く理解したからこそできる「攻略」です。この経験は、将来現場で誤作動が起きた際や、センサーの設置位置を考える際に、必ず役立つ「生きた知識」となります。

実験の後は、実際の転倒事例(再現)をもとにしたケーススタディを行いました。 ネオスケアのシルエット映像を見た学生からは、鋭い意見が飛び出しました。

「転落の原因は、ベッドから遠い位置にあるスリッパを取ろうとしたからでは?」

「プライバシーを守るためのシルエット画像でも、手の動きまではっきり分かる」

映像という客観的なデータがあることで、「次はスリッパを近くに置こう」という具体的な改善策(PDCA)までスムーズにたどり着くことができました。

神戸女子大学が育てる「次世代の介護のプロ」参加した学生からは、以下のような頼もしい感想が寄せられています。

「機械は『おバカさん(完璧ではない)』。だからこそ、人間が二段階で確認して守ることが大事だと学びました」 「将来、ICTに不慣れな職員さんがいたら、スマホ世代の私たちが使い方を伝えていきたい」

神戸女子大学 社会福祉学科では、このように「最新テクノロジー」と「人の温かいケア」の両方を融合させた、先進的な教育が行われています。

高校生の皆さん。 神戸女子大学には、教科書の中だけではない、「触れて、試して、考える」最先端の授業があります。ここなら、未来の福祉をリードする新しいスキルが身につきます。

そして採用担当者の皆様。 機器のスペックだけでなく、「その限界と活かし方」まで理解した彼女たちは、これからのDX(デジタルトランスフォーメーション)時代の介護現場において、即戦力となる頼もしい存在です。

ご協力いただいた神戸女子大学の皆様、ありがとうございました!

神戸女子大学 社会福祉学科

学校法人 行吉学園
神戸女子大学 社会福祉学科
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