東京都立産業技術高等専門学校で「ネオスケア」を活用した特別授業!
キャンパス通信

2025年10月20日および27日(ウェブ)、東京都立産業技術高等専門学校(荒川キャンパス)にて、医療福祉工学コース5年生43名を対象に、見守りシステム「ネオスケア」を活用した特別授業が行われました。
講師は、ノーリツプレシジョン株式会社の宝溝と河口が担当しました。
授業テーマは「医療福祉センサー工学」。介護現場の課題と、見守りセンサーが果たす役割を、実演と体験を通して理解する構成となりました。
実機を使った体験型授業
講義の前半では、「ネオスケアとは何か」「離床センサーが介護現場でどのように使われているのか」について説明。
続いて、学生自身がベッド上での「起き上がり」「端坐位」「離床」などの動作を実際に体験し、ネオスケアの動作検出アルゴリズムを学びました。

クイズ形式やゲーム要素を取り入れることで、介護における「安全の確保」「適切な距離」「プライバシーへの配慮」といったテーマを、楽しくかつ論理的に理解できる授業となりました。
ネオスケアの特長を通じて考える「介護の本質」

授業の中では、従来の離床センサーが抱える課題(誤検知・遅延など)を踏まえながら、ネオスケアがどのようにして「精度」と「尊厳の両立」を実現しているのかを紹介しました。
ネオスケアは赤外線距離センサーを用いて、暗い環境でも対象者の3次元的な動きを検出します。カメラ映像を使わずにシルエット画像で見守るため、プライバシーに配慮しつつ安全を確保できる点も学生たちの関心を集めました。
担当講師 小林宏気 先生からのコメント
実際にモノを見たり体験したりすることはとても重要だと考えており、ご協力いただけたことに大変感謝しています。特に、介護現場を知る方からのコメントは重みがあります。今後、医療福祉業界を支えるエンジニアなどになる可能性がある学生たちにとって、この体験は大きな財産になると思います。

当社の講師担当者のコメント

技術を専門に学ぶ学生の皆様なので、実習などで大変ロジカルに対応いただきました。介護の本質に迫る講義であったと思います。
今後に向けて
本授業は、技術系学生が「センサー技術」だけでなく「人の尊厳」や「ケアの本質」を学ぶ貴重な機会となりました。
ネオスケアは今後も、教育現場や医療・介護の現場において、テクノロジーと人の温かさが共存する社会の実現に貢献してまいります。
開催概要
学校名:東京都立産業技術高等専門学校(荒川キャンパス)
日時:2025年10月20日(講義・90分)/10月27日(総括・30分・WEB開催)
対象:医療福祉工学コース 5年生 43名
講師:ノーリツプレシジョン株式会社 宝溝・河口
東京都立産業技術高等専門学校 https://www.metro-cit.ac.jp/index.html
都立産技高専の概要
東京都立産業技術高等専門学校(以下、都立産技高専)は、首都東京の産業振興や課題解決に貢献するものづくりスペシャリストを育成する公立高専として、2006年に都立工業高専と都立航空工業高専が統合・再編されて開校しました。
都立産技高専の特徴
都立産技高専の本科は、ものづくり工学科1学科のみで、2つのキャンパスには、社会の多様なニーズの応えるために特徴的な教育コースが設置され、1年次に混成クラスで共通の授業を受け、2年進級時にコースを選べるコース選択制が採用されています。また、首都東京の問題解決に取り組むための科目が設置されているのも特徴の一つです。
さらに、学校全体で国際化を推進し、ICTを積極的に活用するなど、学生の教育環境の改善に努めるとともに、校内塾による学生への補習体制やキャリア支援教育など、学生への支援体制も充実しています。

荒川キャンパス
〒116-8523 東京都荒川区南千住8-17-1
TEL:03-3801-0145(代表)





